航空映画の世界 / MOVIE - WORLD OF THE AIR, 1927 - 1981
Prix régulier 45,00 € TTC 6%
Characteristics
Book cover finish | Stapled |
Special feature | 別冊 / Supplementary volume |
Condition | Used, good condition |
Number of pages | 207 |
Published date | 1981 |
Languages | Japanese, English |
Collection / Series | 航空ファン / KOKU - FAN ILLUSTRATED |
Size | 19 x 26 x 2 cm |
Author | Masahiko Takeda |
Editor | BUNRIN - DO CO., Ltd. |
Description
我が青春を作つた
航空映画
生まれてはじめて見た映画は,4,5才の頃,母と行った 第1次大戦の映画だ。私は, ドィッ軍の戦車力突進して来たとたんに泣き出し,僅か2,3分で劇場から連れ出された。 劇場の暗がりと画面を埋める戦車がどんなにショツクだったかは,そのかソトを今でも覚えていることでわかって項けよう。2,3分見ただけなのに,第1次大戦の映画と断言出来るのは,それくらい当時の記憶力群烈だからである。40数年前のショックが消そうとして消せない記憶 になって残っている。
「燃ゆる大空」は,そんな私にとって生まれてから見た2 本目の映画だった。同時に,これは,まるまる1本見た最 初の映画であり,感動した最初の暁画だった。2本目で,早くも感動出来た私は,幸運といえるだろう。その時,私 は8才で,いっぱしの飛行機通だった。飛行機通になった きっかけは,飯塚羚児の飛行機の絵で,今ふうにいうと, カルチャー・ショックの結果である。飯塚の絵は,飛行機の機能美を親しみやすく,正確に表現していた。私は飯塚よって飛行機に興味を抱き,「燃ゆる大空」にっいての情報を,彼が活躍していた 「講談社の絵本」の巻末の写真物語から得 た。( ... )
4ページ目より抜粋。